『一流の人は小さな「ご縁」を大切にしている』高井伸夫

最近、つくづくご縁とはたまたまが重なったものであるなぁ、と思います。

たまたま、参加した場で出会った方々とのつながりが、その後思いもやらぬ形でいきてくる。

この本には、ご縁に恵まれている方々はどんなことをしているのか、が書かれています。

 

まず、縁に気づくことが重要。

縁に気づく感性を高めるポイントは、次の5つ。

①感謝ぐせを身につける

②好奇心をもって行動する

③自分自身の強みや魅力をよく知る

④相手を知る

⑤自然をよく観察する

 

その上で、

異業種の人と交わる機会を縁の宝庫にする。

多芸多趣味である。(筆者は趣味の絵画鑑賞などから縁が広がった)

挨拶を自分からする。

こういう人に会いたいと、公言する。

本を読む(共通の話題を得やすい)

等を続けると良いそうです。

 

最後に、福澤諭吉の学問のすゝめに出てくる言葉が印象的でした。

「人に交わらんとするには啻に旧友を忘れざるのみならず、兼ねてまた新友を求めざるべからず」──。  古くからの親友を大事にしながらも、新しい友を求めなさい、ということです。

 

せっかくの縁を自分一人でため込んではダメ。ほかの人にも〝縁のお裾分け〟をしながら、ぐるぐる回していくと、よりダイナミックな縁のネットワークをつくることができる。

人脈を持つと、いろいろなチャンスが舞い込んできたり、ピンチに陥ったりして困ったときに、いろんなところから救いの手を差し伸べてもらえたりする、

 

そんな縁が増えていったら、理想的ですね。