『精神科医kagshunが教えるつらさを手放す方法 幸せになる超ライフハック』 kagshun

ライフハックという言葉をここ数年でよく見かけるようになりました。

Wikipediaによると、ライフハックとは、

『情報処理業界を中心とした「仕事術」のことで、いかに作業を簡便かつ効率良く行うかを主眼としたテクニック群

ということであるそうです。

同じく最近音声ラジオvoicyでもよく登場されている kagshun先生が、幸せになるための術を教えてくださるとのことで、興味深く読ませていただきました。

すると、これまた最近目にする機会が多く、知りたいと思っていた、ウェルビーイングというワードが❗️

ウェルビーイング(持続的な幸福に近いものだと思ってください)を構成する要素を意識し、それを高めることは誰にでもできる」

とのこと。

つまり、技術を知り身につければ幸せに暮らせるよ、というのです。

そのために、まずはPERMA(パーマ)という領域の充実を目指します。

 

Positive emotion、Engagement、Relationship、Meaning、Achievementの頭文字をとったもので、

 

P(前向きな感情)→楽しいから笑う、ではなく、笑うから楽しいというように脳をだましてポジティブな感情を生み出す(なかなか面白いですよね!)ネガティブな感情にもフタをせず、心の回復力を強める

E(夢中になれる体験)→フロー状態に入れる何か夢中になれるものを見つけ、今していることだけで心を満たす

R(人とのつながり)→浅く広く人とつながり、自分の居場所を多くもつ

M(自分なりの価値観)→自分なりの価値観をもち、したいことをして人生に意味づけをする

A(目標達成)→小さな目標を達成し自己肯定感を高める

 

さらにウェルビーイングを高めるために、

ACTというテクニックがあり、6つ行動原則も紹介されています。

①感情をありのままに受け入れる ②「思考=自分」ではないと気づく ③「今ここ」に意識を向ける ④斜め上から自分を観察する ⑤自分の価値へ向けて舵を切る ⑥決めた方向へこぎ出す

 

私は、この中の③「今ここ」に意識を向けることでネガティブな思考の暴走を止める、のが個人的に重要なのかな、と思いました。

どうしても、くよくよとネガティブな感情に包まれるときがあります。が、目の前のことにただ集中すると、ネガティブ感情が和らぐ気がします。

 

あとは性格特性を知るビッグファイブ、ネガティブ感情になりにくくするために、運動や睡眠の大切さが書かれていました。

とても読みやすく、勉強になる本でした!