『子どもが教育を選ぶ時代へ』野本響子

引き続き、野本さんの本。

マレーシアの教育の選択肢が

多種多様に及んでいること、

そんなマレーシアの教育は日本より10年先をいっている!ということに驚いた。

 

公立、私立、インターナショナルスクール、の他、ホームスクール、国産バカロレア(国際教育のためのプログラム)、オンラインによる独学、、

自分の興味関心に合った方法を選べるとのこと。

転校は何回してもいいし、それが当たり前という。

できるだけ転校はしない方がよしとされる日本の教育に比べ、自由度が高く、窮屈さを感じる子どもにとってはいいと思った。

 

そして、人間のパーソナリティを決定する5つの因子

ビックファイブがここに紹介されているとは❗️

公認心理師(今年合格しました)の勉強をしていて、かなり慣れ親しんだ言葉。

開放性(O)、誠実性(C)、外交性(E)、協調性(A)、情緒安定性(N)

5割は遺伝的な傾向が関わるが、個性を伸ばしたかったら「邪魔しない」「放っておく」、できるだけ「本人が力を発揮できる環境」に身をおく手助けをするのが親の仕事だそう。

ご飯だよ、お風呂だよ、と、子どもの活動を中断させてばかりで耳が痛い、、、なかなか難しいが、なるべく没頭させてあげれるよう意識しよう。

 

本に引用されていた下の言葉が印象に残った。

「私たちの生活の質は、環境に大きく左右されます。生まれ持ったパーソナリティが環境に合っていれば、幸福度も高まります。(ブライアン・R・リトル『自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義』)」

自分に合った環境に身をおくことが幸福にかかわるのは大人も同じ。

学びがたくさんの本だった。